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【学生・転職者希望者向け】商社で働くメリット・デメリットを現役社員が解説!

こんにちは!yukiblogです。

長い間、就活生の人気ランキング上位に入っており、学生の就職先ととして人気の高い「商社」

今回は、実際に商社で2年間働いた私が、内部から見た商社で働くメリット・デメリットをご紹介したいと思います。

*あくまで、私個人+同期の意見を踏まえた偏った意見であることはご了承ください。

メリット

高待遇

世間一般では、よく商社は高給取りと言われていますが、これはおおむね正しいです。

大手総合商社では平均年収1,300万近くと言われています。公表されている数値の多くが一般職社員(転勤の無い事務職)の年収を含んだ値なので、実際は平均すると1,500万くらいだと思います。

専門商社でも平均年収は700万越えと言われており、日本のサラリーマンの平均年収(約450万)と比較すると十分高給な業界だと言えます。

お金は生きていく上で必要なものであり、給料は高いに越したことはないですよね^ ^

*この業界には生活水準を上げすぎて、給料が高いにもかかわらずお金が全然無い人も沢山いるのも、また残念な真実です。

社会人基礎スキルが身に付く

これも良く一般的に言われるところですが、ほとんどの商社では新人教育をしっかりとしており、メールの書き方、仕事の進め方、議事録作成などみっちりと叩き込まれます。実際に私も、1年目の頃は毎日のようにメールの添削をしてもらっており、毎回真っ赤にされて戻ってきました。(原型を留めていないこともしばしば。。)

こういった社会人基礎力は様々な企業で重宝されるようです。

海外駐在のチャンスが多い

商社は他業界と比べても海外駐在のチャンスは多い業界です。

私の周りでも30代半ばになると2回目の海外駐在の人がちらほら出ており、実際に他業界よりは駐在出来るチャンスは多いようです。一方で、駐在先は自分で選ぶことは出来ず、NY、ロンドンのような大都市からアフリカの危険地域まで様々です。

もちろん、駐在先によっては物凄い危険手当が会社から出され、給料が倍近くになることも珍しくないそうです。私の会社も、中東の危険地域に駐在した先輩は給料が倍近くになった聞きました。

ここで注意していただきたいのは、必ずしも家族帯同で駐在に行ける訳ではない、という点です。私の周りでも中東の危険地域に駐在の際は、家族を連れて行けず、単身赴任となっていたようです。直近のコロナの影響で今秋に駐在に出る方のほとんどは、家族分のビザが認められず、単身赴任となっています。

他業界と比べ、早いタイミングで駐在に行ける、というのはメリットでも有り、デメリットにもなりうると私は感じています。

*詳しくは働いたことがないのであくまでイメージですが、海外進出の多いメーカー等の方が先進国に駐在出来る可能性は高いと思います。駐在自体も早いタイミングでチャンスがあるようです。(基本的に、危険地域は商社の領域なので)

デメリット

若手に裁量権はない

多くの商社で”若手にチャレンジをさせる社風アピール”をしていますが、ほとんどのケースではそうではないと思います。もちろん、担当する仕事の業界にもよりますが、商社の取り扱う仕事の多くは、日本の重厚長大産業であり、基本的には年功序列が何よりも重要な価値観とされます。こういった部署に配属となった場合は、必ずと言って良いほど、30代後半までは基本的に大きな意思決定には関われません。「10何年後までなんて悠長に待てない!」という志向の方には難しいかもしれません。

イメージとして、動かす金額が大きいビジネスを抱えている部署ほどその傾向が強いです。

セカンドキャリアが限定される

これは、私自身が少し転職活動をしてみて某R社のリクルーターから言われたことなのですが、”幅広いビジネスを持つ商社といえど、個人単位で見ると基本的にニッチな業界”であり、スキルに汎用性があまり無い為、歳を重ねるほど転職が難しくなるそうです。

若いうちは、比較的入社難易度の高い商社に入社したというだけで、”ポテンシャル採用”があるようですが、実際にスキルを求められる場面での転職は非常に難しいようです。厳密にいうと、給料の上がるキャリアアップの転職は難しいというのが現状です。

これは、私の関わっているビジネスにだけではなく、商社のビジネスは非常に細分化されているケースが多い為です。
例えば、コンビニのエビフライに使われるエビの調達、パン粉の調達、調味料の調達のように担当が細かく分かれているケースが多いです。

一方で、社内の管理部門で働いている人は比較的専門性が高く、どの会社に行っても使える能力が身につくのでは、と個人的には感じています。

業務が面白くない

これは残念ながら、私の同期も口を揃えて言っています。最近になり、商社の仕事は”トレーディングと事業投資”と言われておりますが、やはり商社という業態の源流はトレーディング。エビや大豆、鉄鋼石を横から横に流すだけの仕事が面白くないのも理解できます。(もちろん、何かしらのやりがいを見出して頑張っている人も一定数います。)

部署によっては、年功序列が業務内容にも色濃く残っており、私の同期の部署では4年目まではデリバリー(*商品を船、陸路で客先まで届ける仕事)をずっとさせられると聞きました。デリバリー業務を卒業するまでは、お客さんとの電話会議にも一切参加させてもらえないそうです。

上記の通り、心から自分の業務を楽しんでやっている人が非常に少なく、給料が少なかったらどれだけの人が残るか、非常に疑問が残ります。

少し話が逸れますが、世の中には給料が高い仕事には2通りの可能性があります。

1つは、大事だが誰もやりたくない仕事。例えば、近年牛丼チェーンの時給がもの凄く上がってきたのも、この理由だと思います。ワンオペという言葉が認知され、誰も普通の時給ではこんなところで働きたくないからです。(私の地元では、数年前まで800円台だった時給が、最近は1200円近くまで上がっていました。)

もう1つは、非常にニッチで代わりがいない仕事。Google,Amazonのような企業がITエンジニアに多額の給料を払うのはこの為です。求められている業務レベルに対して、優秀な人材が不足しています。

上述しましたが、商社の仕事は前者に近いと思っています。一部の業務においては高度なスキルが求められますが、トレーディングにおいては正直言って高いスキルは必要ありません。そこそこの地頭があれば”それなりに”こなせる仕事です。(大手商社がトレーディングを子会社に移管しているのは、このためです。)

*詳しくは、元博報堂の北野唯我さんの書いた転職の思考法に書いてあります。ぜひ一読をオススメします。

まとめ:人生は一度きり、後悔のない選択を

今回は、人気業界”商社”ではたらくメリット・デメリットをご紹介していきました。

私もそうでしたが、就職活動時は「商社」というと給料が高く、国際的なキラキラしたイメージだけを持つ人が強いので、良い面/悪い面の両方を知った上で、悔いの無い就職活動をしてもらえればと思います。

おわり

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